当科の紹介

当科について

当科の紹介

近年、食生活の欧米化や生活リズムなどの生活環境の大きな変化に伴い、内臓脂肪型肥満を基盤に糖尿病、脂質異常症、肥満症、メタボリックシンドロームの患者さんが急増しています。
われわれ糖尿病・代謝・内分泌内科では、増加する2型糖尿病患者さんに加え、1型糖尿病、妊娠糖尿病患者さんなど糖尿病全般から内分泌代謝疾患まで幅広く患者さんを診療しております。糖尿病外来には約3000名(1型糖尿病患者数:約150名)の患者さんが定期通院しており、外来診療以外にも急性合併症である糖尿病ケトアシドーシス、高血糖高浸透圧症候群、乳酸アシドーシス、重症低血糖に対する緊急入院加療、慢性合併症である細小血管障害を有する患者さん、初めて糖尿病を指摘された患者さんに対し教育入院も積極的に行っております。1型、2型糖尿病患者さんへは厳格な血糖管理を行うために強化インスリン療法を主体としたインスリン治療を積極的に導入し、患者さんへ最適なインスリン治療が提供できるように日々研究しております。質の良い理想的な血糖変動になるよう血糖連続測定とインスリンポンプ療法を組み合わせるなどの最新の糖尿病治療も行っています。

糖尿病は高血糖による様々な血管合併症を引き起こし、特に生命予後を不良にする冠動脈疾患などの疾患が多発します。われわれは以前から脂質異常症と動脈硬化と密接な関連に対して基礎、臨床の面から前向きに取り組んできました。糖尿病患者さんへ血流依存性血管拡張反応検査(FMD検査)、頸動脈超音波検査を行い、動脈硬化の早期発見し治療介入も積極的に行っています。糖尿病患者さんの脂質管理は量的な異常以外にも、動脈硬化惹起性の強いレムナントや小型高密度LDL (small dense LDL)などの質的な異常も加わるため脂質異常の量的,質的異常を集約的に管理しております。

体内には日常生活の維持に不可欠な、ホルモンと呼ばれる物質があります。ホルモンは非常に微量しか存在しませんが、強力な作用を持っています。朝目が醒めて夜眠るという体内リズムの調節や、血圧や体温の調節なども行っています。そのホルモンの異常によって引き起こされるいろいろな病気を診断・治療するのが内分泌内科です。

内分泌内科が治療する病気では、バセドウ病や橋本病などの甲状腺疾患が有名で、実際に甲状腺疾患は当院の内分泌外来通院患者さんの8割を占めています。残りの2割には、下垂体疾患、副甲状腺疾患、膵臓腫瘍、副腎疾患などさまざまな病気があります。

これらの内分泌の病気は、あまり特別な症状がありません。内分泌疾患の特別な症状を臓器ごとに挙げてみると、下垂体では顔の骨格の変化、視野の変化、男性の乳汁分泌。甲状腺では眼球の突出、前頸部の腫大などです。ほとんどの内分泌疾患の症状は、元気がでない、倦怠感がある、体重減少、体重増加、足のむくみ、体温上昇、体温低下、脈拍増加、発汗過剰、のどの渇き、尿量増加、手足のしびれ、肥満や血圧、血糖値の上昇、月経不順などのごくありふれたものです。一般の内科で原因がわからない症状の中に内分泌疾患が隠れていることがあります。

当院では、内分泌疾患を専門とする外来があり、診察とホルモン値の測定などを行います。画像検査なども併せて診断がはっきりしない場合は、入院で精密検査を行うこともあります。診断がついた後は、内服薬での治療を行い、腫瘍が原因である場合は手術を検討してゆきます。

概要

診療体制

診療体制

一般的な糖尿病外来以外にも、専門外来として妊娠糖尿病、糖尿病合併妊娠に対して専門的に診療を行う妊婦外来を開設し、産婦人科と密接に連携をとり糖尿病を合併する全ての妊婦さんの血糖管理、出産後のフォローアップをしています。
内分泌外来ではバセドウ病、橋本病など甲状腺疾患、また甲状腺以外の内分泌代謝疾患全般にわたり内分泌専門医が診断および治療にあたっています。院内からの依頼は勿論のこと、院外の医療機関からの多くの診療依頼へ対応しています。

治療方針

治療方針

患者さん、時には患者さんの御家族を含めて、糖尿病専門医、糖尿病研修指導医また糖尿病療養指導の資格を有する認定看護師とともに糖尿病治療に対してチーム医療を行う事を心がけております。患者さんの生活環境、治療目標などを把握し、患者さんとともにテーラーメイド治療を行うように常に心がけております。

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